イラストのお仕事をはじめてそろそろ15年、ながらくアナログ一辺倒だったわたしですが、わけあってデジタルに手をだしてみたら、なんとまあ楽しいこと!
各種ソフトをくらべたり、使い方などを調べたりするところからはじめ、ソフトと周辺機器を手に入れ、おそるおそる描きはじめてから2週間がすぎようとしていますが、もっとはやくはじめておけばよかった。
デジタルをはじめようかな、でも年だし大丈夫かなと高校生の娘に相談したところ、娘の言ったことばに心うごかされました。
「ある90歳のおばあさんに人生で後悔していることはあるかと聞いたら『60歳のときにバイオリンをやりたいと思ったけど、もう遅いと思ってあきらめた。あのときはじめていたら30年もやれたのに』ということだったんだって」
デジタルで絵を描くってどんな感じかなとずっと思っていたけど、なかなか手がだせないまま10年以上。今はあたらしい画材を手に入れたような新鮮さでわくわくしています。
そして、あらためて感じるアナログで描くことの楽しさ、奥深さ。どちらにもそれぞれの楽しさがあります。
デジタルとアナログ、どちらももっともっと思うように上手に描けるようになりたいな。絵を描くってほんとうに楽しいとしみじみと感じる今日このごろです。